パーソナルトレーナーになるため?必要な能力と資格の取得について

パーソナルトレーナーになるためには

パーソナルトレーナーは、健康志向やボディメイク需要の高まりに伴って注目度が増している職業です。

マンツーマンでのトレーニング指導を通じてお客様の目標や課題を解決し、理想の身体づくりをサポートすることは、大きなやりがいを感じる仕事でもあります。

本記事では、パーソナルトレーナーになるために必要な能力や資格、実際の仕事内容や年収の目安、さらに独立・開業の方法までを幅広く解説します。

これからパーソナルトレーナーを目指す方や、すでにトレーナーとして活動していてさらなるスキルアップを検討している方はぜひ参考にしてみてください。

目次

パーソナルトレーナーとは?

「パーソナルトレーナー」とは、お客様ひとりひとりの目的や体力レベル、生活習慣などを考慮したトレーニングプログラムを作成し、マンツーマンで指導を行うフィットネスの専門家を指します。

近年では、ダイエットや筋力アップだけでなく、健康維持や体の機能改善、競技パフォーマンス向上など、ニーズが多様化しています。

またコロナ禍以降はソーシャルディスタンスの観点でもパーソナルトレーニングを選択する人が増えました。

パーソナルトレーナーの仕事内容

パーソナルトレーナーのお客様へ対しての仕事内容は、大きく分けて下記の4つになります。

  • カウンセリング…お客様の目標や体の悩み、生活リズムなどをヒアリングし、目標達成に向けた最適なアプローチ方法を探る
  • プログラム作成・指導…個々のニーズや体力レベルに合ったトレーニングメニューを作成し、正しいフォームや安全な重量設定などを指導する
  • 栄養や生活習慣のアドバイス…効果的に結果を出すために、食事や睡眠などの生活習慣の改善をサポートする場合が多い
  • モチベーション管理…クライアントが目標達成までトレーニングを継続できるように、定期的なフィードバックやコミュニケーションを行う

これらに加えて、トレーニング知識のアップデート、お客様のカルテ作成や機材メンテナンス、必要資材の管理、売上・経費の管理など、お客様からは見えない部分の仕事もあります。

パーソナルトレーナーを目指す魅力

パーソナルトレーナーは目標達成をマンツーマンで支えるので、お客様にとっては唯一無二の存在です。目標達成の喜びを一緒に分かち合えることは、大きなやりがいとなります。

昨今はフィットネス市場も上昇傾向にあるため、魅力的な収入を得られる可能性もあります。自分の知識とお客さんがいれば開業できる点も魅力のひとつでしょう。

また、仕事の中で得られるトレーニングや健康の知識はそのまま自分にも還元されるため、健康的に充実した私生活も送れます。

パーソナルトレーナーの年収

パーソナルトレーナーの年収は、雇用形態や地域、顧客数、提供するサービスの内容によって大きく変動します。

パーソナルジムで正社員で働く場合の年収

パーソナルジムで正社員登用された場合は、1年目は月収22~25万円程度、年収だと264~300万程度でのスタートが多い傾向にあります。

その後、年次を重ねるごとに年収は上がっていき、パーソナルトレーナーの中でもリーダー的な立ち位置になると500万円前後まで上がります。

アルバイトや業務委託の場合の年収

アルバイトや業務委託の場合の報酬設定は、時給か1セッションあたりでの設定になります。時給だと1,200~2000円の範囲内が多い傾向にあり、1セッションあたりだと3,000~5,000円の範囲内が多い傾向にあります。

業務委託で受ける場合は、セッション時間外でプログラム作成などを行わないといけない場合もあるため、注意が必要です。

独立した場合の年収

独立した場合は顧客の数に年収が依存するため、人によって大きな違いがあります。

例えば1セッション1時間6,000円で設定し、1日5セッション×年240日間の指導を行った枚は売上が720万円となり、場所代などの経費を差し引いた額が年収となります。

1セッション9,000円で設定すれば、一般的な1日8時間の労働時間でも売上で1,000万円超えが可能になります。

パーソナルトレーナーに求められるスキル

パーソナルトレーナーは指導することがメインの職業であるため、豊富な知識に加え、コミュニケーション能力も必要となります。また、自分でお客様を獲得する場合は営業力やマーケティング能力も必要とさせる職業です。

トレーニング知識と指導力

お客様のトレーニング目的はボディメイクやダイエット、健康増進や運動機能の向上など多岐に渡します。性別や年齢、目標達成期間、運動レベルなどさらに細かく設定があります。パーソナルトレーナーはそれらの設定に合わせて効率的かつ安全なトレーニング指導が必要とされます。

トレーニングではバーベルなどの普段使い慣れていない重たい器具を使用することもあるため、器具の正しい使い方についても熟知しなければいけません。

体の動かし方や器具使い方は運動レベルによっても大きな違いがあるため、体を使うことが少ない方でも正しくトレーニングできるような指導力が問われます。

解剖学の知識

解剖学は人の体の形や仕組み、役割などを学ぶ学問です。解剖学の知識があることで、体の正しい動かし方を理解した上で、トレーニング指導ができるようになり、怪我の発生や非効率的なトレーニングを避けられます。

運動生理学の基礎知識

生理学の中でも運動生理学は、運動による体の影響に焦点を当てた学問です。運動生理学を学ぶことで、運動が筋肉や臓器、代謝、神経にどのような影響を与えるかを学ぶことができます。

運動生理学の知識があると無理のないトレーニング指導や効率的なトレーニング指導に役立ちます。

栄養学の基礎知識

パーソナルトレーナーはトレーニング指導だけで体の変化を促すのではなく、食生活の改善と相互的に指導を行います。

いつ何をどのくらい食べればいいのか、何を食べないほうがいいか、その代わりに食べてもいいものなど、お客様の趣向に合わせて食生活の提案も必要になります。

そのため、栄養学もパーソナルトレーナーに求められるスキルのひとつです。

コミュニケーション能力

一定の成果を上げるためには継続が必要になります。ましてやパーソナルトレーニングに通おうと思う人は、他の手段で挫折経験があるという方も少なくありません。

そのため、最適なトレーニングと食事プランを提供できても継続してもらえないと思うような成果は得られません。

その継続を促すためには、モチベーションを維持するためのコミュニケーション能力と、お客様とトレーナーでの信頼関係が必要になります。

営業力・マーケティング力(独立やフリーランスの場合)

企業に勤めてパーソナルトレーナーを行う場合は、トレーニングと集客の役割分担がされていることもありますが、独立やフリーランスでパーソナルトレーナーを行う場合には営業力・マーケティング力も必要となります。

正しい知識と指導力があってもお客様がいないと仕事になりません。

パーソナルトレーナーになる方法

パーソナルトレーナーになる方法はいくつかあるため、これからパーソナルトレーナーを目指したいという方は参考にしてください。

体育大学や専門学校を卒業する

体育学部や健康スポーツ系の専門学校などで、解剖学や運動生理学、栄養学などの学術的な基礎を学び、卒業後にパーソナルトレーナーになるルートです。

このような教育機関では、カリキュラムに沿って学ぶことができるため、着実と知識をつけていくことが可能です。

また、座学だけでなく実践や実習を行うことも多いため、現場経験を同時に得られますし、インターンやアルバイト先としてジムやフィットネスクラブで働くことも可能です。

新卒として、フィットネスクラブやスポーツ関連企業へ就職活動を行えるため、キャリア形成しやすいメリットがあります。

パーソナルジムやフィットネスクラブに就職する

必ずしも体育大学や専門学校出身でなくても、一般の大学や社会人経験を経てから、ジムやフィットネスクラブに就職するケースも多く見られます。

就職先によっては研修制度が整っていて未経験者を募集している場合もあります。現場で働きながら経験とスキルを積み上げていけます。

知識や資格を身につけて就職・独立する

パーソナルトレーナーに特化した知識を身に付けたいなら、専門資格を取得するのもひとつの方法です。

土日や夜間のみ開講している専門学校や店舗を持つパーソナルジムのトレーナー養成スクール、通信制のスクールなどがあります。そのため、働きながらも知識を習得することが可能です。

学校やスクールでの講座の最終ゴールは、NESTA-PFT・NSCA-CPTなどの資格取得に設定されているため、そのまま就職のアドバンテージにもなります。また、就職先の紹介などをしてくれる場合もあります。

副業で始める

転職・就職してパーソナルトレーナーになるというのはハードルが高いという方は、副業からパーソナルトレーナーを始める方法もあります。業務委託の形態で夜間や土日のみの求人であれば、本業への支障を少なく始められます。

また、副業として友人や知人をサポートしながら実績を積み、その実績を元にお客様を集めて開業準備していくことも可能です。

パーソナルトレーナーとして役立つ資格

パーソナルトレーナーに役立つ資格を紹介します。

NESTA-PFT(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)

アメリカで権威のあるフィットネス団体の資格。パーソナルフィットネストレーナーとしての基礎的な知識とスキルを証明できます。

資格取得のために必要な費用は教材費・事前講習受講料・認定試験受験料・受験登録/合格後資格登録料の合計で79,750円(税込)となります。

もし試験に落ちてしまっても初回受験より1年間は、11,000円(税込)再受験が可能です。

NSCA-CPT(全米ストレングス&コンディショニング協会)

世界的に有名な団体であり、筋力・コンディショニングに特化した理論を学べます。トップアスリートの指導にも応用できるため、信頼性が高い資格です。

NSCA-CPTの認定試験料は46,090円(税込)ですが、NSCAジャパン会員である必要があるため、正会員年会費13,200円(税込)も必要になります。

NASM-CPT(全米スポーツ医学協会)

リハビリテーション要素や機能改善に重きを置いた内容が特徴。体の不調や動作改善に対応できる知識を深く学べるため、高齢者やリハビリ目的のクライアントにも対応しやすくなります。

資格取得には、CPTセルフスタディ(教材+認定試験受講費1回分)の購入63,800円(税込)が必要になります。

JATI-ATI(日本トレーニング指導者協会)

日本人向けのトレーニング理論や指導法を学べる国内資格。日本語での学習や試験が中心となるため、英語に苦手意識のある方でも取得しやすいでしょう。

資格取得のために必要な費用は会員年会費・講習会受講料・認定試験受験料の合計で170,500円(税込)となります。

パーソナルトレーナーとして独立・開業する方法

パーソナルトレーナーとして独立・開業するにはいくつか方法があります。

自分の店を開業する

自分の店を開業するためにはある程度の資金と経営知識が必要になります。

開業に必要な資金は物件取得費、内装費、マシン導入費など、少なく見積もっても初期費用で300万円は必要になります。これらに集客に必要なマーケティング施策費、お客様が安定するまでの賃料や人件費なども考慮して資金を用意しておかなければいけません。

FC展開しているパーソナルジムに加盟する

資金はある程度あるが、経営や集客が不安というかたはFC加盟が効率よく開業する方法のひとつになります。

FCを募集しているようなブランドでは開業までに必要なノウハウがあるため、開業をスムーズにサポートしてくれます。認知度が高いブランドであれば、集客面でも有利に働くでしょう。

通常の開業資金に追加でロイヤリティが発生するため、メリットと比較して検討しましょう。

フリーランスとして活動する

パーソナルトレーニングはお客様と場所があればスタートできます。極端な話、自重トレーニングのみで目標を達成できるのであれば、器具なども必要としません。コロナ禍以降はオンラインでの指導も増えてきています。

このようにお客様がいて、ニーズと提供できるプログラムが合致するのであれば、フリーランスとしてパーソナルトレーナーをスタートできます。

場所やトレーニング器具に困った場合は、レンタルジムなどを借りて指導すれば十分です。

まとめ

これまで解説してきた通り、パーソナルトレーナーとして活躍するには専門知識や指導スキル、コミュニケーション能力に加えて、集客やマーケティングなどのビジネス面での総合力も求められます。

一方で、クライアントの健康を支え、目標達成をサポートするやりがいは非常に大きく、業界の需要も年々高まりを見せています。

自分のライフスタイルや理想とする働き方に合わせて、キャリア形成できるのもパーソナルトレーナーの魅力です。

もしこれからパーソナルトレーナーを目指すのであれば、まずは基礎となる知識を着実に学び、現場経験や資格取得を通じて実践力を養うことをおすすめします。

そして、将来的に独立やフリーランスを考えている方は、早い段階からマーケティングや経営の知識にもアンテナを張り、情報収集やスキルアップに取り組んでみてください。

無料カウンセリング予約やご質問は
LINE公式アカウントからお問い合わせください!
よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

目次
閉じる